先週に続いて、ウエストン ゴルフのメンテナンス。メンテといっても僕の場合「汚れを放置しておかない」といった程度の軽いものだ。いつもの手順で、
1.全体を軽くブラッシング
2.布で軽めに乾ぶき
3.クリーム塗布でしばらく時間を置く
4.豚毛ブラシでクリームを均等に
5.布で全体を軽く拭く(磨く)
を行った。靴もさっぱりした表情をしているように思える。
個人的にピカピカが好きじゃないので「ワックス」は無し。ワックスを使うのはコバの部分をメンテする時のみにしている。また、汚れ落としのクリームも基本的には無し。汚れ落としは水ぶきをベースとしている。そして、防水スプレーもスエード靴を除いて使わない。
J.M.ウエストン ゴルフ ノヴォカーフ
これを書いている時点では、ウエストンのHPのゴルフのカタログからノヴォカーフは消えてしまっている。もう作られていないのか何なのか理由は知る由もないけれど、今となっては貴重な 1足といえるかもしれない。ちなみに、ノヴォカーフの代わり? として「ダークブラウンソフトカーフ」がリストアップされている。
ゴルフ ノヴォカーフ
少し近づいて
きめ細やかなシワの表情がいい
もっと近づいて
横から
ヒール部分
ヒール斜めから
後ろ姿
写真だと分かりにくいけれど、こげ茶というよりも「少し赤茶けたカブトムシの色」を思わせて味わいのある茶色。
靴クリームについて
クリームは純正のダークブラウンを使用。
このクリームは「乳化性クリーム」となっていた。乳化性なので油性クリームよりも保湿効果というか乾燥防止の働きがあるのだろう。主成分「ろう・油脂・有機溶剤」。容量は100ML。
クリームの色
J.M.ウエストン ゴルフ 3足
足に合ったからアッパー違いで3足持っているのだけれど、それぞれに履いた印象が違うのを実感する。これは個体差の違いなのかアッパーの個性からなのかはわからない。でも革の違いなのかな、という感じがする。もちろん全て同サイズの3足だけれど、一番キツイのは黒ゴルフで、これはもう評判通り。黒はロシアンカーフという素材で、この革もゴルフにはもう使われていないのだった。以前にも書いたように靴の内側に野球グローブ用のオイル(ミズノストロングオイル)を塗って柔らかくしている。
肉厚で硬めのロシアンカーフ
2番目に硬いというか、中間に位置するのが今回のノヴォカーフのゴルフ。ダークブラウンのクリームを使うとジンワリと渋い照りが出ていい感じになった。
もっとも緩いというか、履きおろしの時から柔らかくてリラックスできたのがシボ革(チェルケス)のグレインカーフのゴルフ。これは自分の好みのコニャック色で補色している。
ゴールデンブラウングレインカーフ
三者三様というか、それぞれに味わいがあってどれも気に入っている。そして3足を見比べてみると、1足ごと表情が違うんだねぇという印象を改めて持ったのだった。とりあえず梅雨前のゴルフの軽いメンテはこれで終了。
おわり