食べ物

鰻(うなぎ)について

久しぶりにうなぎを食べた。1年ぶりぐらいだろうか。食べたといっても店内ではなくて、店で焼いてもらっての「持ち帰り」の弁当なのだが・・・

うなぎ弁当

うなぎ弁当1

この注文した弁当は「上中並」のランクで「中」のところ、4切入りで金額2,000円だった。当然、うなぎは美味しい。というよりも逆に、うな丼・うな重を不味く作る方が難しいのではないかとも思うのだ。僕が今までうなぎを食べて「不味いな・・・」と思ったのは「昨日のご飯の残りを温めなおして使っているもの」を出された場合だけだ。うなぎの焼き加減の具合だったり、ご飯にかかっているタレの量だったりは、それは各自お店の味として楽しめるのだ。お店で食べれば「肝吸い」がついて完璧なのだけれど、持ち帰りだったので仕方がない。それは次回のお楽しみということにしておこう。

 鰻(うなぎ)について 

さて、先日買った「結局、ウナギは食べていいのか問題」という本を読み始めている。僕のうなぎに対して知っていることといえば「シラスウナギの漁獲量が減ってきていて、このままでは鰻(うなぎ)を食べ尽くしてしまう」ぼんやりとそんなイメージでしかなかったのだが、本の1~2章ではウナギ(ニホンウナギ)をとりまく現状が紹介されていて、今現在はこうなっているというのを知ることができた。ちなみに公式データとしては水産庁のサイトの「ウナギに関する情報」から得ることができる。

鰻(うなぎ)の年間消費量

水産庁データで供給量として表記されている数字を消費量と同義語としてみると、平成30年(暫定値)の消費量は4万8400tとなっている。うち、輸入が3万3000t、国内養殖が1万5000tでうなぎ漁の漁獲はたった68tでしかない。ちなみに過去最高値は供給量ピークが平成12年(2000年)で15万3000t、養殖生産ピークが平成元年(1989年)で3万9700t、漁業生産量(うなぎ漁)は昭和36年(1961年)の3387t。種類については、国内の養殖うなぎとうなぎ漁のものはほぼニホンウナギだけれど、輸入ものはニホンウナギ以外にアメリカウナギが入っている。

ニホンウナギその他の関連するウナギ類の資源管理のために、日本、中国、台湾、韓国の政府間協議で「池入数量上限」が定められている。総計78.8トン上限のうち日本の池入上限は21.7トンなのだが直近の平成31年(平成30年11月~平成31年4月)は池入数量は15.2トンでしかなく、去年はもっと少ない14.2トンだった。これは輸入池入分を入れての数値なので「そもそもシラスウナギがいないんじゃないのか?」というのが素人の感想なのだ。

鰻(うなぎ)は絶滅する運命か

2013年、ニホンウナギは環境省のレッドリストにおいて「絶滅危惧IB類」に指定された。環境省の絶滅危惧種の分類においては絶滅危惧I類(IA類とIB類)、絶滅危惧Ⅱ類に分けられていて、絶滅危惧種の下に準絶滅危惧のカテゴリーがある。IA類というのは「ごく近い将来における野性での絶滅の危険性が極めて高いもの」と定義されていて、ニホンウナギのIB類は「IA類ほどではないが、近い将来における野性での絶滅の危険性が高いもの」となっている。これらは環境省が平成31年1月24日付で発表した「環境省レッドリスト2019の公表について」のページの添付資料でリスト内容を見ることができる。世界においては、IUCN(国際自然保護連合:本部スイス)で、ニホンウナギとアメリカウナギが「EN(危機)指定」、ヨーロッパウナギはその上の「CR(深刻な危機)指定」を受けている。ウナギ属の中で人が食用としているウナギ自体が軒並み「絶滅危惧種」に指定されているのが現状なのだった。食材として愛されすぎているのがウナギ減少に影響しているのは確かだろうけれど、他の環境がどれくらい減少に関係しているのか正確なところはわかっていない。これから漁獲量制限がものすごく厳しくなって「うなぎ=超高額食材」になるのか、いずれ完全養殖から十分量の供給体制が可能となるのか、またはほぼ絶滅種となってしまうのか・・・将来のことはわからない。

 

おわり

 

 

-食べ物
-,

Copyright© パンがなければ , 2020 All Rights Reserved.