J.M.ウエストンゴルフ黒の右足で発生している「小指周辺の痛さ」の悩みは続いている。5月末に自己流の判断で「ミズノのストロングオイル」を靴内で指がこすれている部分に塗り込んでみた。靴のケア用品には、革延ばし(ストレッチ)スプレーやミンクオイル等の革を柔らかくするためのグッズがいろいろと出ているけれど、手持ちの革柔化用途のオイルで代用した次第。
前回:「ウエストンゴルフの柔らか計画」
問題のゴルフ黒は、買った当初は非常にタイトで足が痛くなったのだがそれも履く回数を重ねるうちに収まっていった。ゴルフの最初のうちの「足の痛さ」はよく言われていることで、足に馴染むまでの間を「修行期間」というのもよく知られた話だと思う。
僕の場合そういった「修行期間」はさっと終了して、違和感なく使っていた。右足の小指あたりがこすれて痛み出したのはここ数ヵ月のこと。シンプルに考えると原因は次の2つのうちのどちらかだろうか「1.革の乾燥・硬化」「2.靴の形状の変化」。僕は右足のサイズが左足よりも4~5ミリほど大きいので、この右足だけ痛いというのはそれが影響していると思っている。
靴を履いて足が痛いのは、しんどい話
5月末にオイルを塗ってから2回ほど終日履いてみた。結果は「事態は改善されず」で足は痛いまま。なので今度は同じオイルを表面側に塗り込んでみることにした。これでダメなら次の対策を考えてみよう。
この右足の
この部分
小指関節と根本が痛い
アッパーにオイルを塗っていく
こうした作業をしている最中でも「足指がこすれて痛いという状態は、革を柔らかくしても同じでは?」という疑問は感じていた。ストレッチで革を伸ばさないと(物理的に空間を広げないと)痛みの問題は解決しないのでは・・・と思いながらのオイル塗りだった。
ミズノストロングオイル
塗っていく。野球グローブを柔らかくする用クリームならばカーフは簡単に柔らかくなるはずだろう。シミが出来たら黒クリームで何とかなるだろうと。
浸透するように念入りに
ブラッシング
とりあえず終了。最後に拭いたら黒が色落ちした。写真でもうっすらと分かるけれど、革に小指のつけ根部分の形が浮き上がっている。
現状の履き方は、靴紐もゆるくゆるくでほとんど「締め付け」がかからないようにしている。そうしていても午後になると右足だけ痛くなって、庇いながらの歩き方だ。足を痛めつけていたら靴の意味がないので、今回のこれが効果を発揮してもらわなければ。しかし、革を柔らかくしても痛みが無くならない場合どうするか? だ。靴の革延ばし用品を試すか、シューズストレッチャーにするか、または靴修理屋にストレッチを依頼するか。修理屋さん行きは最終手段かな。
今回の件は個体差の違いを実感させてくれる。ノヴォカーフのゴルフ(こげ茶)も、型押しグレインのゴルフ(ブラウン)も右足の痛みとは無縁で履き心地もいいのだ。もしこの黒(ロシアンカーフ)を最初に買っていたら「ゴルフは全く足に合わない」という評価で終わっていただろう。まあ、目下のこの黒はだめ(個人的に)には違いないのだが・・・。オイルは塗った。少し寝かす予定。それでどうなるか結果に期待しよう。
おわり