革靴

ソンバーユを革靴に使ってみる

スキンケア商品の「ソンバーユ(尊馬油)」を革靴の保革用ケアメンテ品として使ってみた。馬油を素材にしたスキンケア商品はいくつか存在していて、ドラッグストアに行けば数種類はいつも棚に並んでいる。そういった中、僕が持っているスキンケア用の馬油品は「成分100%馬油・無香料」のものだ。
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ソンバーユ5
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商品付属の説明書によると、この馬油は次の工程を経て作られたものとのことで純度100%をうたっている。

ソンバーユの作り方
1:食用馬の脂肪から抽出濾過(第一段階の馬油)
2:この時点では馬油に酸化した脂肪油等の不純物がある
3:真空タンクと蒸気で不純物を除去
4:瓶詰にして完成

 

使用期限の表記がないし油の経年変化の具合がよくわからないのだが、開封後は小まめに使っていった方がいいのだろう。今までこれを財布とかベルトの革小物に使ってはいるけれど、さて靴に使った場合どんな感じになるのだろうか。「馬油(ホースオイル)100%の無香料なので使用リスクはほとんど無いだろう・・・」と思って使うことにした。

Uチップ(ダークブラウン色)

「お試し」に使ってみるのはこのUチップ靴。薄日の中でもツヤがあってまだまだ保革油を入れる必要はないのだが、まあとにかくこれにソンバーユを塗ってみる。

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斜めからのようす

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甲のあたり

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最初に瓶からソンバーユを使う分だけを取り出して、指で全体に伸ばしていった。浸透力がすごい。

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全体に塗ってから軽くブラッシング。違いを見るために片方だけ(靴紐を外してある左側)に塗った。

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30分ほど経過後、もう一度軽くブラッシングしてこんな感じ。手前(下)のソンバーユを塗った方はすっかり艶消しの状態になった。もう片方(上)のようなビーズワックスベースの光沢は消えてしまった。

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靴に塗った後、自分の両手・腕にもソンバーユを塗った。手の甲、手のひら上では粘度も照りも出てしばらくすると皮膚に吸収されていった。しかしこの靴の場合は革にするっと浸透して照りの要素は一切なし、一晩寝かせても同じ「艶消し靴」のままだろう。

このままでは靴の左右の風合いが違いすぎるので、色クリームを塗って元へ戻すことにした。使っているクリームは主成分が、ろう、油脂、有機溶剤となっている。できれば成分の比率を知りたいところでもある。

色はダークブラウン

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いつものようにブラッシングをして、乾ぶきをして終了。見た目、元どおりに復活となった。

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「見た目元どおり」とはいえ、左側はソンバーユ入り

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「ソンバーユ+靴」の感想

ソンバーユを靴のケアに転用する場合、向いている人は明確に絞られると思う。靴に光沢を出したくない人専用だろう。一般的に、靴のケアではアッパーにきれいなツヤを出すのが仕上げの基本だけれど、しかし一方で「光っているのは苦手、好きじゃない」という人もいるはず。僕もあまりピカピカしているのは「靴が歩いている」感じがして鏡面とかはしない派だ。油性クリームのツヤ止まり派。そして、光沢は無しにしたいというのは完全少数派だろう。「光沢を抑える」というとデリケートクリームを思い浮かべるけれども、その先の「光沢を消す」という作用がソンバーユにはあるように思う。成分は油で革の乾燥を防ぐ、そして表情はマット・・・そういった特徴があるという感想を持った。

 

おわり

 

 

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