前回、靴拡張のためにシューズストレッチャーを使ってみた。
3日間ほどシューズストレッチャーを入れて取り外した後、1日置いて靴の調子を確認してみた。効果があったのか、どんな変化があったのか記しておきたい。
シューズストレッチャーを取り外した後のようす
シューズストレッチャーを使ったのは初めてのことだったので、拡張の設定程度も「そろそろ」とあまり強い圧をかけないように気をつけてのことだった。ベースとなるシューキーパーにピンポイントで拡張させるパーツを取り付けていて、はめていたシューズストレッチャーを外した時にはそのパーツの型が革表面に浮き上がっていた。しかし1日置くと革も元のなだらかさを取り戻してきているようだった。
羽根つけ根の下のコバあたりの小指が当たる箇所が「ピンポイント拡張」部分。光の照り返しの違いで、うっすらと革の突起した跡がわかる。
1日たつと革のでこぼこ感もなくなってきていた
1時間弱ほど歩いてみた
足を入れて歩き始めるとすぐにストレッチャー効果が出ていることがわかった。「確かに革が伸びて余裕があるなあ」というのを実感する。それまでこすれていた小指の第一関節部分(現在、魚の目発生中)は非常に楽な状態で、かといって緩くなっているわけでもなかった。ちょうど左足の歩行感覚と同じになってアンバランスを感じることもない。
しかし、片道30分ぐらい歩いての帰り道、途中から小指のつけ根あたりが擦れるようになってきた。シューズストレッチャーを使う以前ほどの摩擦感ではなかったけれど、やはり気になり出すと違和感は無視できない。伸ばした革に復元力が働くものかどうかわからないけれど「まだ伸ばし足りない」という気持ちで、なるべく右足に負担がかからないように注意して帰ったのだった。
翌日、再ストレッチをすることにした。シューレースをはずして外観を見てみると、見た目からは革が横に伸びているかどうかはわからない。まあ見た目が変わっていたらよっぽどだけども。
昨晩、足に当たっていたあたりに合わせて「ピンポイント拡張パーツ(黒色)」をとりつける。
少し近影で、こういった形
靴に装着しているところ。履き口が狭いのかストレッチャーをセットするのもスコンとは入らない。
セットしたようす。羽根の下あたりがポコンと突起状になっている。こいつが良い仕事をしてくれることを期待。
とりあえずこれで2日ほど再ストレッチをすることにした。後は結果を見ながら調整していけばいいだろう。
内反小趾(ないはんしょうし)に注意すること
小指のつけ根の痛みを放置しておくと「内反小趾(ないはんしょうし)」という症状になるリスクがあるとのこと。内反小趾のイメージは、外反母趾が親指つけ根の症状ならばその小指版といったものだ。ネットで検索すれば多くの病院が分かり易く解説をしてくれている。僕の痛みの場所も「指骨の根本の箇所から中足骨の先端」あたりなので、この靴のこすれを我慢して履き続けていると内反小趾(ないはんしょうし)になってしまう恐れがあるということだろう。なんとしても拡張必須なのだ。
擦れて赤いが、現在はまだ大丈夫
おわり