革靴

葬式用 リーガルパターンオーダー靴

長く入院生活を送っている親戚の家族から「ここ4~5日が山」との連絡が入った。なので喪服をタンスから出してきて室内に吊したり、ネクタイ・ベルト等の確認などとりあえず態勢だけは整えておくことにした。当の「長く入院生活を送っている人」は半年ほど前に脳卒中を発症したことによる入院だった。入院時から3分の1以上の脳の組織がダメになっていて回復の見込みはない、たぶんこのままだろう、と連絡を受けていたので「しめくくりの時がいつ来るか」という状態が続いているのだった。その時がそろそろ近づきつつあるということなので、葬式用の靴のチェックもしておくこととした。

葬式用の靴(男性) ストレートチップ

男性フォーマル用の靴の筆頭といえば内羽根黒ストレートチップ。「改まった場所」にはこれを履いておけば間違いないという万能靴だ。格式というのか、かしこまった場所には内羽根黒のストレートチップよりも内羽根プレイントオが上、とされるらしいけれど内羽根プレインは外見がカチッとしすぎているからか既成靴のモデルではほとんど売られていない。その点、黒ストレートチップは汎用性が高くて最低1足は持っておくべき靴だろうと思う。スーツ仕事ならば何足あっても(全部がストチでも)いいぐらいなのだが。僕は1足だけ持っている。それで今回、押し入れの靴棚から出してきて状態をチェックしておいた。

リーガルのストレートチップ

所有のストレートチップはリーガルのパターンオーダーで作った靴だ。滅多に履く機会はないとはいえ、靴の状態維持のために1~2ヵ月に1回ほど履いて歩き回るようにしている。そういうことが状態維持になるのかどうかわからないけれど、時々使ってやることがケア・メンテになっているように思う。

リーガル製ストレートチップ

リーガル靴ストレートチップ1

パターンオーダーの6穴仕様

リーガル靴ストレートチップ2

アウトサイドの横から

リーガル靴ストレートチップ3

リーガルのパターンオーダーの靴は既成ラインに比べて「踵が絞ってある」印象で、踵が小さい自分にとっては都合がいい。シェトランドフォックスの踵と大差ない感じがする。

キャップあたり

リーガル靴ストレートチップ4

6穴シューレースあたり

リーガル靴ストレートチップ5

「ふまず」も適度に絞ってある

リーガル靴ストレートチップ6

この絞り、履いていて楽だ

リーガル靴ストレートチップ7

踵部分

リーガル靴ストレートチップ8

 靴のパターンオーダーとは 

一般的に知られているように「パターンオーダー」とは、あらかじめ決められた木型をベースに、デザイン・素材の種類と色・ライニング・ソールの種類・その他オプション(ハーフラバー等)を注文して作成してもらうという方法。リーガルでは受け取り時期は2ヵ月後を目途に設定されている。この靴のオーダー内容はまず、デザインがストレートチップ、素材は黒のボックスカーフで設定。そしてライニングカラーはベーシックなベージュ色を選んだ。ちなみにライニングの素材は選べなず、「Built to order system」の文字が印刷されている。

ライニング

リーガル靴ストレートチップ9

結構、踵の沈みも良く徐々に自分の足裏にフィットしてくる。そしてソール部分だが、雨の日の葬儀に備えてラバーソール仕様にしてある。リーガルのラバーソールはダイナイト製。ダイナイトはラバーの消耗が早いと感じるのだけれど他のラバー選択肢はなしなのでしょうがない。

ソール

リーガル靴ストレートチップ10

とこういった感じだけれど、前回塗ったクリーム(クレム1925ナチュラル)が十分効いているようなので軽めのブラッシングと乾ぶきだけしておいた。この黒のボックスカーフは、リーガルは明示していないけれど説明書きから察するにワインハイマーの革なのだろう。ランクはわからないけれどだんだんいい雰囲気が出てきている。まあとにかく、葬式の靴のチェックはこれで終了となった。

リーガルの靴について

リーガルシューズは歴史ある日本を代表する靴メーカーで、靴に関心のない人でも名前は耳にしたことがあるのではないだろうか。価格帯によってブランド名称が分けられていて高価格帯順から、シェトランドフォックス > リーガル > ケンフォードとなっている。「リーガル」の商品には定番で変わらないモデルもあれば、1年で出ては消えていくモデルもある。リーガルはいろいろな種類を出しすぎという印象なのだけれど、パターンオーダーに関していえば長期間の使用を想定した丁寧な作りで値段以上の価値があると思っている。最安値のところで5万円ぐらいだが質的に安いのではないだろうか。とはいえ甲が低い自分にとってリーガルは甲が噛まれやすい靴なのでなかなか手を出しにくくもあるのだった。現在所有するリーガル靴はこの靴と、同じくパターンオーダーで作ったプレイントオの2足となっている。

 

おわり

 

 

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