夕食後から寝るまでの間、小腹が空いてきて「このままだとなかなか寝付けそうにないな」と感じた時は酒のおつまみ系かナッツ類を食べるクセがついてきてしまっている。高カロリーで腹持ちが良いから空腹感が解消されるわけだけれど、比較的少量でカロリーが高いということは、オイル分(脂質)が多いということなのだった。脂質は1g当たり9キロカロリーで計算されるのだっただろうか?ほわっとした、そんなあいまいな記憶。まあ、大量に食べるわけではないからと調整しながらつまんでいる。そんな中、ここ2~3週間で食べたナッツ類を書いておきたい。
ぎんなん・マカダミアナッツ・くるみ
ぎんなん・マカダミアナッツ・くるみの3種類がここしばらくのお気に入りで、小腹がすいた時にカリカリと食べている。
ぎんなん
ぎんなんとは、いうまでもなくイチョウの木の種の部分。以前、母親から聞いた話では、母が子供の頃には地元の田舎では落ちたぎんなんを拾ってよく遊んでいたとのこと。イチョウの木から落ちたぎんなんの実はイメージしやすくすれば梅干しのようなもので、梅干しの種にあたる部分をぎんなんと呼んで食べている。ただし、ぎんなんの実自体はものすごく臭いとのことだった。
僕にとってのぎんなん初体験は、多くの人にとってもそうだろうけれど、茶碗蒸しで食べるぎんなんだ。食べ進んでいった最後に出てくる、締めの一粒。単純な苦味ともまた違った味覚のあの一粒を、茶碗蒸しの底に一つ置くことを考えた人はある種の天才かともしみじみ思う。そんなぎんなんも今ではスナックとして調理されて普通に売られている。
ローソンで買った「揚げぎんなん」
塩味で味付け
ぎんなんとは、このムッとするエグみともいえるような味を「おいしい」と感じられる稀有な食材だろう。
マカダミアナッツ
くせがなく歯ごたえがいいナッツ。ハワイ土産ではこのマカダミアナッツにコーティングしたチョコレートがメジャーな印象。食べやすいのに脂質がかなり多めという特徴を持つ。カロリーは100gあたりでだいたい720kcal。写真のものは、1袋(37g)当り268kcalでこれまたローソンセレクト。
たんぱく質、炭水化物は微量。
一粒の大きさがちょうど食べごろなので、気をつけていないと次々と・・・。なのでこれくらいの一袋食べきりサイズがベストなのかもしれない。
くるみ
くるみのカロリーは100gあたり670kcalほど。食材としてもいろんなところに幅広く使われている。
さて、イオン系スーパーのマックスバリュでプライベートブランドのくるみを買った。製法違いのを2種類、「生クルミ」と「素煎りクルミ」。
トップバリュー生クルミ
トップバリュー素煎りクルミ
中味(左:素煎り・右:生くるみ)
素煎りクルミの方は遠赤焙煎で煎っているとうたっている。遠赤焙煎の特徴は、対象物の表面から中心までを均一に加熱できふっくらと仕上げられるというもの。それではもう片方の生くるみは直火焙煎なのか熱風焙煎なのか、そこは不明だ。交互に食べ比べてみても、僕がバカ舌なのか、残念ながら違いはわからなかった。まあそもそも、違いなどは出来上がりすぐに食べてみなければわからないものだと思う。くるみも農作物の一種。製法がなんであれ、作ってパッケージして陳列して何日も経てば香りも風味も飛ぶものだろう。そこは焙煎されたコーヒー豆と同じ。
くるみの味自体はおいしかった。くるみの油の味はどういうわけだか惹かれるのだった。