前回に引き続いて、畜肉系缶詰を食べた。
前回『 畜肉系缶詰を食べればいいじゃない 』
今回は、牛肉・ソーセージ(豚と牛の混合)・馬肉の3種類を食べてみた。
先ずはノザキの缶詰を2種類。表示を見れば販売は「川商フーズ株式会社」となっている。ノザキとは? という疑問なのだけれど、ルーツを遡れば、1893年野崎産業という会社が歴史の始まりとのこと。歴史を経て2004年に川商フーズ株式会社が誕生、現在に至っている。川商フーズは川鉄商事(現JFE商事)の食品部門を分社化した会社。このあたりの歴史の流れは川商フーズHPの会社情報に記載されている。そして、ノザキという名前は缶詰のブランドとして現在も存続している。
ノザキの牛肉大和煮
レトロデザイン
サイドビュー
開缶
缶のデザインからこの缶詰の存在は知ってはいたが、今まで食べたことはなかった。この大和煮缶は155g缶と87g缶の2種類出ているけれども今回食べたのは87g缶(小)の方。1口サイズの肉が5切れ入っていた。たれも美味しく、肉もほどよい噛み応え感。Nozaki'sのアルファベットの赤文字フォントがレトロ。1周まわってカッコイイ。
ノザキのウィンナーソーセージ
豚肉と牛肉
びっちり入っている
取り出したところ
正面
缶の写真ではウィンナーの数は12本だが本体中身は14本がギチギチに詰められていた。食べた感想は、決してまずいわけではなく、備蓄食向き。普段のごはんのおかずやおつまみならば、一般的なソーセージをフライパンで焼いて食べた方がおいしいだろう。ソーセージのおいしさは温度と深い関係があるように思うのだ。熱いソーセージの外側パリッ、内側ジューシーというのがベスト。まあこのソーセージをそう調理すればいいわけだけれど・・・。ただし、万が一の場合の非常食・保存食用としてこの缶の価値は高い。
ランドエース 肉大和煮
ランドエースとは初耳の名前なのだがキョクヨーが販売している馬肉の大和煮缶。
横から
缶オープン
馬肉です
正直な感想としては、馬肉も牛肉も僕の舌では違いはわからなかった。肉の噛み応えについては、それぞれの製造のレシピで固めも柔らかめもどちらでもできるので缶詰で馬肉と牛肉の違いは語れないだろう。結局のところ、畜肉缶詰の味とは大和煮(しょうゆと砂糖ベース)のタレの味。そこへ加えて、しょうがを効かせるとか昆布等のエキスを入れるとかでの味付けの個性を出すといった印象なのだった。