前回、はごろもフーズのゴルゴサーディン(オイルサーディンいわし油漬)を食べた翌日、そしてまたその翌日といわし缶を1缶ずつ食べてみた。こちらはオイルサーディンとは違って、日本の味付けで作られている2種類のいわし缶だ。
1. キョクヨーいわし味付生姜煮
このキョクヨーのいわし缶は一番安く、1缶単価98円だった。スーパーマーケットで缶詰を買ったことのある人なら、この楕円の形をした缶詰に見覚えはあると思う。
キョクヨーいわし味付生姜煮
サイドから
ごろんと二切れ入っている
調味料は、しょうゆ、砂糖、生姜など
身をほぐすとこんな感じに
大和煮とはうたっていないからそれほど濃口の味付けでもなく「万人受け」という感じの味付けで安心感がある。生姜によって臭みも消えていて食べやすかった。そして原産国はタイとなっていてそれがおてごろ価格の主な理由なのだろう。なるべく財布に負担をかけないように製造された「おかずの一品」。正直、温かい白ごはんが欲しいところだった。そもそも魚肉なので低カロリーでたんぱく質も豊富。値段が100円なのでスナックのシリアルバーの代替えに考えてもいいかもしれない。DHA 784mg-EPA 854mg。
たんぱく質13.5g 脂質6.3g 炭水化物7.2g 食塩相当量1.0g
2. ニッスイいわし梅煮しそ風味
さてこちらの缶は1缶単価198円でキョクヨー2缶分だ。国産だからそういう価格なのか、製作工程数が多いからなのか、ブランド価格なのかそこのところはわからない。外装に紙の綺麗なパッケージが取り付けられていてスーパーの缶詰陳列棚で目立っていた。
盛り付け写真が美味しそう
「EPA+DHA 配合」の表示が健康食品のイメージを作っている。そもそもニッスイでは、機能性素材「EPA」を使用した食品ブランドとして【海から、健康 EPA life】を展開していて、これもその商品群の一つとのこと。
箱から缶を引き出す
中身はキョクヨーと同じく二切れ入り
この缶も調味料は、しょうゆと砂糖がベースなのだけれど、キョクヨー缶との違いは生姜の代わりに梅肉ペーストを使用しているところ。あと魚油の使用も材料表記されていた。
魚油の影響か、表面がツルンとしている
魚肉にしょうゆ色は染みていない
「梅煮しそ風味」とあるけれど、僕の鼻舌ではしそ風味は感じられずで、それらは魚のくさみとりを主眼として使われているようす。DHA・EPAは、DHA 500mg-EPA 400mgで合計900mgがとれるとなっているが、この数値の比較では上のキョクヨー(DHA 784mg-EPA 854mgで合計1,638mg)缶の方がほぼ2倍のDHA・EPAを摂取することができるのだった。味覚の好みを除いて「オメガ3系不飽和脂肪酸」の分量にこだわるのならば、キョクヨー缶の方が多くとれるという数字になっている。
たんぱく質14.4g 脂質2.8~24.1g 炭水化物8.6g 食塩相当量1.9g
この二つの食べ比べでは、味付けの濃さでは キョクヨー>ニッスイ という印象だった。どちらも大差はないのだけれど、僕としては薄口のニッスイいわし缶の方が好みに合っている。これは好みの問題。ごちそうさまでした。
おわり