旅:伊勢周辺

伊勢の神宮は125社

伊勢の神宮は125社から成る

神宮は「内宮と外宮の離れた二つの宮から成る」というのが一般的なイメージだと思う。しかし正確には伊勢の神宮は全部で125社から構成されている。正宮(内宮と外宮)・別宮(べつぐう)・摂社(せっしゃ)・末社(まっしゃ)・所管社(しょかんしゃ)に分かれていて、これら全てを含めた125社のお宮から成り立っているのだった。

内宮は正式名が皇大神宮(こうたいじんぐう)で祭神は天照大御神(あまてらすおおみかみ)。また、外宮の正式名称は豊受大神宮(とようけだいじんぐう)で豊受大御神(とようけのおおみかみ)を祀っている。豊受大御神は食物とそして様々な産業を守る神様だ。

神宮の儀式で最大のものは式年遷宮で、この式年遷宮の制度を作ったのは第40代天皇の天武(てんむ)天皇で7世紀後半の飛鳥時代のことだ。そして次代の第41代天皇の持統(じとう)天皇の時に第一回式年遷宮が行われている。第一回式年遷宮の年は、内宮が690年(持統4年)、外宮が692年(持統6年)。初期の頃の遷宮は現在の20年毎ではなく間隔もランダムだった。

伊勢内宮御朱印

別宮(式年遷宮も斎行される)14宮

別宮(べつぐう)は正宮と関わりの深い神を祀っていて非常に格の高いお宮と位置づけられている。内宮には10宮、外宮には4宮の別宮がある。内宮の別宮として、内宮の境内に荒祭宮(あらまつりのみや)風日祈宮(かざひのみのみや)の2つ。内宮の近くの月讀宮(つきよみのみや)には計4所。市内の神宮徴古館の隣にある倭姫宮(やまとひめのみや)。伊勢の南の志摩市に伊雑宮(いざわのみや)。そして内宮から遠く離れた山中にある瀧原宮(たきはらのみや)に2所で計10宮となる。

外宮の別宮としては、外宮の境内に多賀宮(たかのみや)土宮(つちのみや)風宮(かぜのみや)の3所。外宮から徒歩で少しのところにある月夜見宮(つきよみのみや)で計4宮。外宮の別宮はコンプリートし易い。

摂社 43所

摂社(せっしゃ)は、内宮に27所、外宮に16所となっている。この摂社とは「延喜式神名帳(えんぎしきじんみょうちょう)」に記載されているのが根拠となっている。この延喜式とは、平安時代に作られた格式(律の施行規則のようなもの)で927年に完成。その中で官社として指定されている神社リストに名前があるものが摂社となっている。歴史が古い神社なのだ。祀られているのは、その土地に根差した地元の神さまが多いといった印象。

末社 24所

摂社の「延喜式神名帳」には記載されていないけれど、神宮から太政官へ提出された文書に記載されている神社群が末社。提出された文書は「延暦儀式帳(えんりゃくぎしきちょう)」という名称で「皇太神宮儀式帳」(内宮)と「止由気宮儀式帳」(外宮)から成っている。804年に提出され神宮の記録の中で最古層のものとなっている。後世編纂の「延喜式神名帳」には載っていないということは官社として認められなかったということだろうか。内宮に16所、外宮に8所。

所管社と別宮所管社 42所

摂社でも末社でもないけれども、内宮と外宮の御正宮や別宮にゆかりのある社。米、塩、麻など衣食住の生活に関わる神さまが多く祀られている。具体的で身近に感じる神さまだ。内宮に30所、外宮に4所で、その他に内宮の別宮の伊雑宮に5社、瀧原宮に3社が所管社となっている。

おわり

 

 

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