缶詰

ざっくりと缶詰の歴史

昨日朝7時に目を覚ますと、それまでとは違う寒さを感じて室内温度を確認すると8度だった。日本の上空に寒気が流れ込んでいる影響で、あちこちで初雪観測となる予報がニュースで流れていた。そして今朝の気温は6度だった。今年は暖冬といわれながらも昨日から例年の冬到来といった様子。朝、洗濯したシャツや下着も太陽の日差しが弱いためか、夕方でもしっかりと乾燥せずに生乾きのような感じなのだ。だいたい1日に1缶ずつ食べている缶詰も中身がだんだんと冷たくなってきていて、今日はレンジで温めて食べた。冬になれば食物は温かくして食べる方がおいしいのは当然なことだし、寒い環境では先ず「温かさ」が食をおいしく感じることに貢献するだろう。ただこのサイトでは、売っているものに手を加えずの状態で「既製品=出来上がり品として」食べるのを一応のルールとしているので、実食のメインの対象も気候の変化につれて変わっていくだろう。

 缶詰のルーツ 

缶詰というのは常温で長期間、可食状態を維持できる保存食で、日常のストックとしても、万が一の備えとしてもとても役に立つ食品だ。

缶詰

そんな缶詰のルーツは瓶詰保存食技術の開発にある。場所はフランス。時代はナポレオンの帝政期、19世紀の初頭。ニコラ・アペールという人物が保存食品の製造法の開発に成功した。缶ではなくて瓶なんだが、調理した食品を詰めて密封した瓶に熱を加えて殺菌する。具体的には「広口ビンに調理しておいた食品を詰め、コルク栓をゆるくはめる。次に湯せん鍋に入れ沸騰点において30-60分加熱する。びんの空気を駆除した後にコルク栓で密封する」というもの。この貯蔵方法の有効性が確認されて、缶詰の基本原理が成立したのだった。薬を使わずとも、熱こそが殺菌に完璧に働くと。そしてこの技術は、イギリスのピーター・デュランドにより缶詰に応用されて、1810年ブリキ缶による食品の貯蔵法が開発、蓋つき容器とともに特許を取得することとなった。

 缶詰、日本へ 

日本での缶詰は1871年(明治4年)フランス人から「イワシの油漬け缶詰の作り方」を教わったのがルーツとされている。商業的な生産がスタートしたのは1877年(明治10年)、政府の殖産興業策として北海道でサケ缶詰の製造が始まった。ちなみにこの年は西南戦争(西南の役)が起こった年で、イギリスではテニスのウィンブルドン大会(第1回)が始まっている。缶詰の製造が大規模化するに従って自動製缶機が導入され、軍用食として大きな役割を担っていった。戦後は一般社会にも普及。冷蔵庫は電化製品の「三種の神器」の一つとされたけれど、缶詰は常温で長期保存が効く、丈夫で場所もとらないことから生活の身近な保存食品となっていった。

 スーパーなどで見かけるもの 

最近の缶詰は容器もプラスティック製のものとか、新しい形のものも見かけるようになった。サイズも1人用サイズや大き目のサイズ、またおつまみ用に特化したものも目にする。また保存食の形として今まではもっぱら缶詰だった食材がレトルト食としても販売されている。容器の後始末を考えれば可燃物の方が楽は楽だ。僕としては保存が効けばレトルト容器の方が便利かなとも思うのだけれど、缶詰の、少々手荒に扱っても大丈夫という頑丈さ、安心感が非常にポイントの高いものとなっている。まあ、いろいろと試していろいろと味わってみたい。

 

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