普段使っているウォーキングシューズの先端部分にかなり白いものが目立つようになってきたので色を塗って補色することにした。靴自体はまだまだいけるのだけれど、靴の先端部分はこすれてキズがついてきている。なのでコバインキで対応してみようと思う。
名前のとおり、コバインキは本来は革靴のコバ部分(カカト等)に使う革靴のメンテナンスグッズ。くたびれた感じのところをスッキリとした見た目に改善するのが目的。正直なところ、自分も他人の靴のコバ部分に眼がいくことはないし、汚れや傷み具合がよほど酷くなければ使用頻度も少ないような気がする。しかし靴がくたびれてきた時用に、ケアメンテ用品として持っておくのは便利なものだ。なので今回はウォーキングシューズだけれど、見た目補正としてコバインキの登場となった。
ウォーキングシュースのメンテナンス
現状はこういった風で左右両方がガリガリとなって「白いささくれ」が目立つようになってきている。このキズついた白い部分を消すことが今回の目的。
今回使うメンテナンスグッズ類。黒のコバインキとワックス(無色)、歯ブラシとTシャツの布きれ端。
最初に靴のホコリを払って軽く乾ぶきを済ませた後、インキ塗りに取りかかることとする。
瓶の口でインクを絞り落とした後、スポンジを上に立てて小休止。これはスポンジが吸っているインク量をなるべく減らすため。べっとりと吸ったままだと塗った時にムラが出来る恐れがあるので、そのリスクを下げることができる。
スポンジ部分を上にして白くなったところを塗っていく。
途中経過。色違いが目立つけれど乾かせば馴染んでくれるだろう。左右同じように先端部分を中心にコバインキを塗っていく。
10 ~ 15分ほど自然乾燥した後。塗っていない黒色と一見分からない感じになってくれた。
コバインキ後のワックス塗り
コバインキを塗っただけでは、雨に降られたり水に濡れたりした時に色が落ちてしまう。なので保護するためのワックス塗りは必須の処理となる。使うのは革靴ケアメンテのワックスでは定番のサフィール製「サフィール ビーズワックスポリッシュ」。手持ちのはニュートラル色。
歯ブラシにワックスをつけて塗り込んでいく。ろう成分の被膜効果がよく働くようにソールの縫い目部分も塗り込む。
先端部分(トオ部分)全体に行きわたるように歯ブラシで伸ばしていく。そして塗り終えた後、10分ほど置いてから布切れで拭いてフィニッシュとなった。
ひとまず終了。まあこんなものでしょう
上から見たところ。「白いささくれ」は消えてくれているので良しとしよう。
革靴のコバ塗りのような慎重さは求められないので気は楽だった。ウォーキングシューズのキズ消しにコバインキを塗る、というのは普通はしないけれど、見た目の白い擦り傷が消えてくれて満足度は結構あった。ただ、ワックスを塗ってから布拭きまでの待ち時間がわからない。時間を空けすぎるとワックスのムラが出来てしまうのでは、と思ってしまう。とにかく、またこれから履いていくことによって今回の効果がわかってくるだろう。
おわり