前回の時に買っておいた「さば缶」の残り2種類を食べた。さばが美味しいとはいえ、短期間に同じ素材を続けてとるのは少し食傷気味になるところもあったのは確か。そういった状態での実食だったので、普段の食事で時々ポンッとおかずの一品として食べるならばもっと美味しく感じただろう。そういったマイナス条件下での実食となった。
今回食べたのはSABAKANシリーズの「さばのカレー煮込み」とキョクヨーの一番ベーシックな「さば塩焼き」の2品。それではいってみよう。
さばのカレー煮込み さばカレー煮
缶に「ごはんやパンに!」と表記されていて「それは何にでも合う・いける」っていうことだろう。
缶を開けたところ。カレースープに浸されているのを想像していたのだけれど、実際はレトルトカレーと同じようなドロッとしたカレーだった。その中にさばの身が埋まっている。
食べてみるとカレー風味が勝ってさば自体の味はほとんどしなかった。そのカレーの味はレトルトカレーでいえば甘口寄りのまろやかな味わい。SABAKANシリーズの共通仕様?で、身は大き目の2片のさばが入っていた。
これだとそのまま温かいごはんに乗せればカレーライスとしてもいけるだろう。このカレー煮缶の特徴は他のSABAKANよりも少し値段が高いところ。僕が買った店では 158円+税(他のSABAKANは138円)となっていた。缶のスペックは固形量55g、総量100gで総カロリー209kcal。DHA1260mg、EPA952mgでSABAKANシリーズ最高値。
さば塩焼き
最後の一品はキョクヨー製で昔から出ているベーシックなさば缶。値段も一缶98円+税と一番安い(と思う)。
表記によると製造はタイ国となっているのでそれが安さの理由だろう。
それでは実食。これを素材としてひと手間かけて調理したらより美味しくなるのだろう。
身はやわからく煮られていて臭みもなかった。本来ならば塩焼きを食べるならスーパー等で切り身を買ってきて家で焼くのが一番おいしいだろうと思う。家で魚を焼いた時に立ち上る魚の香りというのは缶詰には望めない。そういった点からこの缶は備蓄・非常食用に向いているという印象なのだった。缶詰だから骨もまるごととれるのがメリットともいえる。カロリーは低く123kcalとなっていた。栄養成分はたんぱく質が17.3g、炭水化物は0.1g、食塩相当量は0.8gとシリアルのプロテインバーに引けを取らない。価格面から考えるとプロテインをとるにはこちらの方が経済的かもしれない。DHA905mg、EPA307mg。
おわり